これで雪国移住も安心!『雪道運転テクニック』第4弾
- KOJI NAKANISHI
- 11月7日
- 読了時間: 3分

1⃣ 雪道運転テクニック
雪国に魅せられる人は少なくありません。
空気が透き通り、一面の銀世界ほど美しい景観はありません。
しかし、雪国に移住をしたくても、雪道運転に不安を抱える人もいます。
特に、女性や高齢者は雪道運転への不安から、移住を躊躇しがちです。
そこで、私の経験から、「雪道運転テクニック」をお伝えします。
① 路面の「吹き溜まり」に注意
横風が強い路面には、雪の「吹き溜まり」が出来ています。
地面を飛ばされた雪は、風力が少しでも弱くなるとそこに堆積するため、特に風下側の車線を走行する時は注意が必要です。
走行中に「吹き溜まり」にはまると、急に車が減速したり、ハンドルが取られてしまうことで、事故の原因となります。
特に、防雪柵が設置されている場所は、危険な場所であることを知らせてくれていますので、通行時は充分に注意をしましょう。
③ 「そろばん道路」は走行注意

「そろばん道路」とは冬の凸凹道のことです。
ピンのように尖ったものが路面にたくさん出来ます。
これは、走行中の車の振動やタイヤの圧力に関係しており、走行速度や停止している時などで、路面にかかる圧力が大きく違うため、路線バスが多く走る場所にできやすいと言われています。
ハンドルが取られてスリップしやすくなりますので、「そろばん道路」の走行には注意が必要です。
④ 除雪車の後ろは要注意

除雪車が通った後は、雪も側道に除去されて走りやすいと思いがちです。
しかし、除雪後の道路は雪面が削られており、スリップしやすくなります。
逆に、多少の積雪が路面の方が、タイヤのグリップは良くなります。
⑤ 雪山からの飛び出しに注意
雪国では路肩に雪山が出来ます。
ちなみに、排雪作業が進まないと、雪山は2M以上の高さになります。
そのため、交差点などでは歩行者等を認識することが難しいため、飛び出しには十分に注意をしなくてはいけません。
⑥ スコップは常置
駐車場から車を出そうとすると、積雪が多くて発進できないことがあります。
また、スリップにより雪山等に突っ込んでしまい、脱出が出来なくなることがあります。
このような時のためにも、スコップはトランクに常設しておく必要があります。
⑦ 矢羽根(固定式視線誘導柱)を意識して走行

吹雪で視界が悪い時でも道路の境界がわかるようになっています。
特に民家の少ない平原や山岳地帯、カーブの多い道路に設置され、道路端部に高さ約7mの逆L型のポールに設置されています。
積雪や吹雪により車道と路肩(歩道)の境が不明瞭な時には、矢羽根を確認しながら路肩により過ぎないようにしましょう。
路肩により過ぎることで、歩道に乗り上げたり、脱輪をする危険があります。
執筆:移住プランナー・空き家相談士 仲西 康至

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