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「移住体験ツアー」って参加した方が良いのか?参加したらぜひともチェックしたい項目とは❓

  • 執筆者の写真: KOJI NAKANISHI
    KOJI NAKANISHI
  • 7月15日
  • 読了時間: 3分

移住体験ツアー

1⃣  移住体験ツアーに参加


近年、全国の自治体が実施するものに、「移住体験ツア-」があります。


ツア-の旅費を全額若しくは一部を自治体が助成することで、都市圏から町を訪れてもらうキッカケとすることが目的です。


この移住体験ツア-には、市内観光をメインとしたものから、インターンシップといった就業体験や就業施設の見学等、対象者を絞り込んだものがあります。

最近では、子育て中の親と幼児であったり、シングルマザーを対象とした、移住体験ツア-が増えています。

なお、都市圏に近い知名度の低い自治体にとっては、有効な移住体験事業となっていますが、北海道や沖縄といった都市圏から遠い自治体にとっては、費用と移動時間がかかることから、頻繁に実施することは難しくなっています。


2⃣ 移住体験ツアーの体験メニュー



① 農林漁業体験

・農産物の収穫体験

・稲刈り、精米体験

・網漁や魚さばき体験

・ 畜産(乳牛の搾乳など)体験


② 町案内

・希望者のニーズに合わせたオーダーメイドツアー

・行政職員が公用車で主要な施設の案内


③ 施設案内

・学校や子育て施設の案内

・公共施設の案内

・医療施設の案内

・商業施設、レストランなどの案内


④ 施設の利用優待(利用料の割引き等)

・運動施設等の町内公共施設を市(町)民料金で利用

・ 温泉施設の無料または割引利用

・町内循環バスの無料または割引利用


⑤ 移住相談

・移住コーディネーターとの個別相談

・先輩移住者との交流

・移住者交流会の参加


⑥ その他

・図書館の貸し出し

・食品加工体験

・自然体験(山登り、トレッキングなど)

・伝統品、伝統行事の体験


3⃣ ぜひ、移住体験ツアーでチェックしたい項目


① 土地や住宅探しに活用


空き家探し

田舎に移り住むときに、必ず解決しなければいけないのが住まいの問題です。理想の住宅は簡単に見つかりません。

そこで、移住体験住宅を活用しながら、近隣に住む地域の人から情報を収集するのが一番です。

現在、田舎には空き地や空き家が溢れていますが、放置されているものも多くなっています。

これらの情報を上手に収集すると、思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれません。


② 物価事情を知る


「田舎はなんでも安くてお金が掛けずに生活できる」と思い込んでいる人がいます。

しかし、田舎でも都会より物価が高いものもあります。


人口の少ない田舎では、需要が少ないことで供給も少なくなります。

しかし、品物は輸送コストや人件費、店舗の維持費などを考慮すると、大量に販売する方が安くなります。

また、ライバル店も無く競争の原理が働かなければ、価格を下げる必要なくなり、価格が高い設定なっていることも。


ぜひ、移住体験を通じて、「何が高くて何が安いのか」を知る機会にしてください。


③ 地域の人の熱度


地域との交流

移住体験ツアーでは出来るだけ地域の人と交流をしたいものです。

そこで、地域の人の熱度をチェックしてみると良いでしょう。

体験ツアーを主催する自治体職員は、当然、移住促進事業として実施していますが、地域の人の熱量を図ると良いでしょう。


地域の人は移住者を歓迎しているのか?町が実施する移住促進事業に理解を示しているのか?こうした疑問をクリアにすることが大切です。


執筆:移住プランナー・空き家相談士 仲西康至

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