「地方就活」の準備をするのならば抑えておきたい4つのこと
- KOJI NAKANISHI
- 7月1日
- 読了時間: 4分

1⃣ 地方就活(LO活)の現状
「LO活」とは、『Local+就活』の意味で、地方就活を考える若年層を応援する厚生労働省のプロジェクトです。
この地方就活を希望する学生は増加傾向にあるとされており、「学生の約6割が地元(Uターン含む)就職を希望している」とするデーターもあります。
こうした背景には、デジタル社会により地方の求人情報が得やすくなったことと、就活面接のオンライン化が進んでいること等が挙げられます。
ちなみに、パーソルテンプスタッフ株式会社「地方人材還流促進事業」(LO活プロジェクト)事務局で、地方就活の情報を発信しています。
2⃣ 「地方就活」の準備をするのならば抑えておきたい4つのこと

地方就活をするのならば抑えておきたい4つのことは次の通りです。
① 両親の同意をもらう
地方就職をするのであれば、第一歩は両親の同意を得ることからです。 「大学を出て一流会社に就職してほしい」と言うのは、多くの両親の思いです。
さらに、出来ることならば、「自宅から通勤してほしい」と言う思いもあります。
そこで、地方の企業に就職を希望するのであれば、両親を説得する必要があります。
但し、あなたが地方出身者で、地元就職を考えるのであれば、そのハードルは低くなるでしょう。
地方に就職することで、「引っ越し」「住まい選び」等の準備から、親の負担が高くなることを知らなければなりません。
② 地方就職する目的(動機)を明確にする

折角、地方に就職したけれども、モチベーションが続かずに、失敗をする人がいます。
地方就職を目指す学生の中には、在学時にインターンシップ等を通じて、地域との関係を築いてから就職する者がいます。
確かに、何も人脈がなく、就職先との関係づくりが出来ていないよりかは、インターンシップを経由して地方就職を目指す効果はあります。
しかし、短期間のインターンシップでは、その町を深く知ることはできません。
そこで、地方就職を決意した、その目的(動機)がとても大切となります。
就活では「我が社に入社する動機」を聞かれます。
地方就職では、「我が社に入社する動機」に加えて、「地方で働く理由」や「この地域を選択した理由」について、自分に対して説明ができるようにしなければなりません。
③ 職種と住む地域の優先順位を決める
地方就職の場合、「自分のしたい仕事から移住地を選択するのか」、それとも「自分が住みたい地域で就活をするのか」で異なります。
「どちらを優先するすべきか?」に正解はありません。
但し、優先順位を決めてから、就活することが望まれます。
優先順位を決めず、闇雲に進めては、中々、決めることができないかもしれません。
地方就職はモチベーションが大切です。
特に、就職後にモチベーションを保つためには、就職までの過程が大切です。
「何故、この仕事を選んだのか?」「どうして、この地域で就職をしたのか?」
その問いに答えられる、しっかりとした思いが大切になります。
④ 情報収集に努力する

近年では、SNSを使って地方企業の求人情報が得やすくなりました。
しかし、まだまだ地方就職の求人情報を入手することは容易とは言えません。
一番おススメなのは、地方の都道府県等が主催となり、都市圏で開催される就活フェア等に足を運ぶことです。
出展企業は限られていますが、優秀な人材の募集に積極的な企業が集まります。また、事業の拡張等を考えており、経常利益がでている企業が参加していると言えるからです。
そして、企業の担当者と直接話ができ、その場で関係の構築ができるメリットは大きいです。
また、希望する職種にインターンシップ制度があるのならば、是非利用してみてください。
インターンシップを実施する企業から探してみると、比較的、希望する企業が見つけやすいかもしれません。
インターンシップも参加することで、企業の担当者と関係を築くことができ、その地域を知ることも出来るメリットがあります。
地方就職の場合は、情報の収集に力を惜しまないことが大切です。
そして、知らない土地で就職をするのであれば、事前に企業の採用担当者や地域と関係を気付いていると、とても心強いものとなります。
執筆:移住プランナー・空き家相談士 仲西康至




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