「地方就職で失敗しない」田舎での仕事選びのコツを教えます。

1⃣　「地方就職で失敗しない」4つのポイント

①地域の活性化につながる仕事を目指す

自治体が求める移住者とは、地域の活性化に寄与してくれる人です。

例えば、シャッターが閉じたままの店舗を活用してもらえる人。

これまで地域になかったお店を開業する等、町に新しい風を町に吹き込んでもらえる人です。

都会では駅前の物件など手が出せなくても、田舎であれば自治体の助成を受けながら、駅前で開業をすることも出来ます。

地方の町では人口減少は最重要課題です。

しかし、よほど小さな町でない限り、人口減少以上の移住者を求めることはとても困難です。

しかし、人口は減少しても町に活力を見出すことは可能です。

いわゆる活力あるコンパクトシティです。

こうした、町の活力に寄与できる仕事に就くことを考えて見てると良いでしょう。

②　地域にある仕事スキルを身につける

地方の町では、人口減少による人手不足から、事業の継続が困難になったり、利益が上がっているのに店舗を閉店せざるおえない事態が起きています。

そこで、地方の自治体は、移住者が人材の不足する事業所で就業してもらえることを願っています。

例えば、事業承継や居抜き店舗などを探してみても良いかもしれません。

町の労働不足に寄与することで、周囲からも温かく見守っていただけるのでは無いでしょうか。

地域の人が求めている仕事、地域の人に喜んでもらえる仕事に就くと良いでしょう。

③　地域性のある仕事に就く

地方の町で仕事探しをすると、給与水準の低いことに驚くかもしれません。もしかすると、給与が低いことで、やり甲斐を失くすかもしれません。

また、地方の町では中小企業が多いため、スキル・アップの研修や教育制度に期待ができないかもしれません。

それでも、地域の特性を活かした企業はたくさんあります。地場産を活かした企業や、観光事業の分野で成長する企業など、魅力ある企業を見つけることも大切です。

また、地方の町であっても、先進的な事業への取り組みを検討する企業もあります。

そうした企業で移住者として、自身のスキルを提供することで、町の発展に寄与することを考えてはいかがでしょうか。

④　仕事を持ったまま移住する

最近では、地方都市でも光通信網の整備は進んでおり、ICTを活用した事業であれば都会も田舎も関係なく成立させることが出来ます。

とくに、近年では、居住地を選ばないテレワーカー等も増えて来ています。

こうしたIT分野等の就業者は、これまで地方になかった事業です。

そこで地元企業との繋がりやコラボを検討しては如何でしょうか。

とくに、地方の町の子供たちは、仕事に対する視野が狭くなっています。

こうした地元の子供たちとの接点を増やしてみることで、町の未来に貢献ができるかもしれません。

2⃣　地方就職で成功するコツ

田舎には希望する職種はないかもしれませんが、田舎では希望する仕事を実現することが出来ます。

自分の夢を実現するために、田舎移住をしたことを忘れなければ、仕事に対するやり甲斐も失わずに続けられるでしょう。

「遣り甲斐」とは、「自分の中から見つけるもの」と、「周囲から与えてもらえるもの」の2通りがあります。

地方就職で失敗しないコツは、そのやりがいを持ち続けることに他なりません。

仕事の遣り甲斐を失いかけたとき、スローライフや自然の中での子育て、趣味を生かせる暮らし、マイホームと家庭菜園等、夢を手に入れたことを忘れずに。

執筆：移住プランナー・空き家相談士　仲西康至