「中々、移住先を決められない人」移住プランナーが移住先を決めるコツをお教えします。
- KOJI NAKANISHI
- 6月6日
- 読了時間: 3分

1⃣ 1700分の1は大変です
全国にはおよそ1700もの自治体があります。
たくさんの自治体のなかから、どのようにして移住先を決めたら良いのでしょうか。
移住先を探すのはとても楽しいですが、疲れるものでもあります。
そして移住先を決められない人がたくさんがいます。
2⃣ 移住先を決められない人

1.移住の目標がはっきりしない人
例えば、漁業を始めたい人であれば、漁業が盛んな地域になります。
ミカン栽培をしたいのであれば、ある程度南国になりますよね。
また、スキーが趣味の人は、雪国になります。
2.自治体の助成金を気にする人
自治体の助成金制度ばかり気にする人がいます。
助成金制度で自治体を比較する人。
この人は、移住そのものができないですね。
そもそも、助成金ありきで移住する人は、失敗する人も多いです。
助成金は一時的なものですし、年度が変わると助成金の中身も変わる
ことがありがちです。
3.自然災害を気にする人
確かに地震は怖いです。
最近は、南海トラフと被害予想などを聞く人がいます。
それを聞かれても答えようがありません。
それ以外にも、台風、洪水、大雪、土砂崩れ、津波、黄砂、火山・・・
取り上げたらきりがありません。
これらを気にしていると、移住地などは決まらなくなります。
3⃣ 移住先の決定要因
以下の表は、総務省自治行政局過疎対策室・財団法人過疎地域問題調査会
「交流居住のススメ」の一部抜粋したものです。

1位の風土とは
その町に「暮らしたい」と思えるかどうかが大切となります。
きれいな景色や、おいしいレストラン、まして助成金などよりも、大切なことは、その町に足を運び、「暮らしたい」と思えるかどうかです。
そう、インスピレーションを大切にして欲しいです。
そのためには必ず、移住体験(お試し暮らし体験)等を通して、その町の風土を確かめる必要があります。
2位の受け入れに熱心な地域かどうか?
あなたが知らない土地に移住をしたとき、一番の知り合いは自治体の担当職員になるかもしれません。
その職員のサポートにどれだけ期待が持てるのかが重要です。
決して、助成金等が充実しているではありません。
また、移住者を迎え入れる風土のある地域であることも大切です。
町を挙げて移住者を歓迎している雰囲気が感じ取れれば安心ですよね。
3位の住まい
移住時に必要なものが住まい選びです。
新築ならばどの建設会社に依頼をするのか?中古住宅ならばどの工務店に依頼をするのか?
知らない土地では業者の名前もわかりません。
もちろん、その地域にあった建築がありますので、できるだけ地元の事業者を選択することが望まれます。
それに、地元の業者だと、地域とのつながりができますし、その後のサポートも期待が持てるからです。
また、地元の建築業者を活用することで、助成金の対象となることがあります。
1日のうちで最も多くの時間を過ごすのが、住まいとなります。
折角、移住をしたのに、住まいの中で心の安らぎが得られないようであれば、本末転倒となりますね。
住まい選びは妥協をしないように、慎重に選ぶ必要があります。
執筆:移住プランナー・空き家相談士 仲西康至



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